40歳で仕事にいよいよ限界を感じてきた人
「40歳になったけど、仕事辞めたいなぁ。管理職とかストレスがすごいしリタイアしたい。だけど貯金っていくらあればリタイアできるのかな?」
という人のために40歳からリタイアする場合の貯金額と戦略を教えます。
目次
そもそもなんでリタイアしたいのか?
そもそもあなたはなぜリタイアしたいのですか?
というのがひとつのポイントになってきます。
おそらく大多数の人が「自由な時間を作りたい」
というのがリタイアしたい理由だと思います。
社会人として働いていると、平日はほぼ職場と自宅の往復だけ。
独身でも平日に自由に使える時間は、3時間程度だと思います。
残業とかが入ってくるとそれこそ会社と家の往復だけになっちゃいますよね。
そこに家族がいたりして、家族サービスなんかの時間が入ってくるといよいよ自分の時間なんてありません。
サラリーマンの最も悲惨な点は、自分の時間をまったくコントロールできないことです。
労働時間は必ず拘束されますし、休みの日も公休日以外では少ない有給休暇をちょこちょこと使うだけ。
本当に気の休まる時間なんてほんの少しです。
そんな生活を続けていたら、リタイアしたくなる気持ちになるのは非常にわかります。
ですが、リタイアしたらしたで今度はやることがなくなる。
というジレンマを抱えることになります。
僕自身もリタイアではないですが、会社を休職してた時期があったんですね。
休職する前は会社を休みたくて休みたくて仕方なかったんですよ笑
ですが、実際に休職に入ってみたら、あら不思議!
全然、楽しくなかったんですね。
体調も良くなかったので、最初はゲームで暇つぶしをしていたんですが、
そのうちゲームも楽しめなくなって、お金の心配ばかりしてました。
それ以外にも色んな意味で充実感がなく、日々があっという間に過ぎ去っていったのを覚えています。
なので、あなたに資金があってリタイアが可能であっても、まずは自分自身が本当にやりたいことがあるのか?
ということについておさえておくのが良いと思います。
やりたいことっていうのは、起業をして新しい事業を興す。
というイメージをする人が多いと思うのですが、趣味でもいいと思います。
一方で、趣味の釣りを心から楽しむとか海外旅行で世界一周とかでもいいと思います。
リタイアしたらやることを考えたほうが仕事を辞めてから迷わないで済みますから。
もし仮にあなたに資金がなかったとしても、まずは自分のリタイア後をイメージするのは重要です。
そこでイメージしたことをまずは紙に書き出してみましょう。
よくある話として紙に書き出してみたら、実はリタイアしなくても実現できることかもしれませんからね。
40代でリタイアに必要な貯金の額は?(現在の生活水準を保つ)
では実際にリタイアに必要な貯金額はどれくらい必要なんでしょうか?
貯金額が不足しているのに、見切りでリタイアしてもそわそわしながら休まらないリタイア生活になっちゃいますからね。
簡単に計算してみましょう。
40代の平均年収は、460万円です。
(平均年収と貯金額が気になる方はこちらをご覧下さい。)
昇給は現在の景気や社会情勢からあまり望めないと考え、50歳以降は550万円でこちらも仮おきをしてみたいと思います。
40歳からリタイアすると、65歳の定年とするとあと25年間ありますね。
つまり
460万円☓10年=4,600万円
550万円☓15年=8,250万円
1億2,850万円という数字が出てきました。
ここに退職金が上乗せされます。
大手企業なら数千万円出るんでしょうが、今回は中小企業の平均で考えてみたいと思います。
モデルの退職金相場は、大卒も高卒も含め1,000万円~1,500万円のようです。
(中小企業退職金共済事業本部:退職金について参照)
おそらくフルで35年勤続というモデルだと思うので、このご時世転職もせずに、ずっと働いているというのは逆に珍しいと思いますので、少なめの1,000万円で考えてみます。
先程の額に1000万円を追加すると、1億3,850万円。
という数字が出てきました。
単純に計算するとリタイアには1億3,850万円が必要になってくるかと思います。
40歳までに貯めるお金は、1億2500万円と出ましたが、実際にはもう少しプラスアルファで欲しいですね。
なぜなら、老後のことを考える必要があるからです。
そう年金ですね!
年金の平均受け取り月額は男性で「165,668円」、女性で「103,026円」です。
(シニアガイド:年金参照)
つまり男性の場合には、仮に80歳まで生きた場合、165,668円☓12ヶ月☓15年=2982万円(端数切捨て)
なので、上記の1億3,850万円に加算すると、リタイアに必要な貯金は1億6,850万円くらい必要となります。
40代でリタイアには貯金じゃ無理。だったらどうする?
貯金額を見て、現実的に貯金は無理なことがわかったかと思います。
では、どうしたら良いのでしょうか?
さきほど、自分のやりたいことをはっきりさせたほうが良い。
という話をしましたが、結論から言うと自分の事業を興しましょう。
本業に叶わなくても家賃や住宅ローンを払いつつ、最低限の生活費だけ稼げるようなスローな事業を興すイメージです。
選択肢としてはたくさんありますが、資金が必要なくリスクの低い事業というとかなり絞られてきます。
ほぼリスク0でなおかつ継続的に稼げる事業はネットビジネスしかありません。
逆に事業を興して働く意欲すらない人は、リタイアは無理ということになります。
なぜなら、事業を興すということはそれなりに人よりも頑張る必要があるからです。
イメージとしては他の人が遊んだり寝ている間に、働いて確固たる結果をだすだけの行動力と覚悟が必要です。
まずは副業でリタイアの準備がおすすめ
さて、厳しい現実を突きつけてしまったかと思いますが、物事には順序があります。
ネットビジネスも本業を退職してから頑張るだと精神的にも経済的にも余裕がありませんね。
なので、おすすめは副業としてネットビジネスに取り組んでみる。
です。
もしこの記事を読んでネットビジネスに興味があれば、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
リタイアまでに必要な貯金額は、およそ1億5千万円以上必要です。
1億円だと少々厳しいと思いますので、おそらく普通のサラリーマンだと
無理だということになってしまいます。
今回は以上です。