派遣社員と正社員の格差を感じた2つのこと(前編)

      2016/06/29

 

はじめに

今回の記事は、以前、登録型派遣で働いていた自分が正社員になった経緯を体験を交えつつ記事にしてみました。派遣社員だけど、正社員になりたい。という方に参考になればと思います。

今回の記事はやや長いため前後編の2つに分けてお届けします。

ちなみに派遣社員は大きく分けて2種類あります。

 

一般派遣
登録型派遣とよばれる派遣で、派遣元(雇い主)と契約を結び派遣先へと就業するスタイル。

給与はほぼ時給制が主流で、3ヶ月更新等短い期間で契約を更新していくことが多い。

今回のお話はこちらの派遣になります。

 

特定派遣
派遣元の社員として雇われ、派遣先へと就業するスタイル。

特定型と違って契約期間の定めがなく、時給制でもないため収入や契約が安定しているというメリットはあるものの自社の規模によっては、仕事がなくなると自主退職を勧められることも。

派遣社員って気楽だよねっていうのは本当か

よく派遣社員はお気楽だよね。っていう声を聞きますが本当でしょうか?

 

なお、今は派遣社員と正社員の格差をうたう声も大きいですが、それでも派遣社員は自分たちの意思でラクな道を選んでいると思われがちです。

自分は正社員から派遣社員という契約形態になった時には、さほど窮屈な思いはしなかったです。

むしろ正社員より給与は良いし、正社員で働く人は大変だ。くらいに感じていたのです。

だけど、働いていくうちにその待遇や立場にいろいろな疑問符が浮かぶことになります。

派遣社員は正社員の補助要員

まず感じたのが正社員と派遣社員の社内での立場です。

当然ながら、一般派遣では派遣元が指揮命令権をもっているため、業務内容の指示等を出します。

派遣社員は自分は割り振られた仕事のみをこなしていきます。

ここが大きく違いますね。

もちろん正社員だって、上司から割り振られた仕事をこなしていくわけですがその仕事量の大きさが違うわけです。例えばプロジェクトの全体の進行を任されることもあるわけです。

ですが、派遣社員が任されるのはあくまで社員のサポート業務です。

ひとつの仕事が終わるたびに次の仕事についてお伺いを立ててから業務に取り組みます。

主体性が社員と違い大きく問われないため、派遣社員で長く働いていると主体的に働く力がどんどん衰えていくのです。これが最も怖いことです。

 

給与や待遇が違いすぎる

次に感じたのが給与や待遇です。

正社員はGWや夏休み冬休みなど、長期の休みがあっても基本的な給与は変わりません。

しかし正社員は休みがあるとその分の給与が減るため、今月は給与が多そうだとか厳しいな。とか考えるわけです。

例えば時給2000円の仕事だった場合に

・21日稼働

2、000円 × 7,5時間 × 21日 = 315、000円

・18日稼働

2、000円 × 7,5時間 × 18日 = 270、000円

45、000円の収入差が生まれます。

これはかなり大きいです。

よって、収入が安定しません。

また、地方税は基本的に引かれない給与体系になっていることが多く、ここから自分で地方税を支払っていくことになります。

待遇はもちろん正社員であっても会社によっても違いますが、大手に派遣されていると自社の福利厚生との格差を大いに感じることになります。

派遣社員にのしかかるモノ

働いていくうちにそういった負の部分がどんどんと自分に溜まっていくのを感じていて、派遣社員時代の最後の方にはかなりモチベーションが下がっており、いわゆるダメ派遣社員になっていました。

日々、希望もなくダラダラと時間だけ働いていれば、給与が発生するといった考え方で手を抜きながら働いていたのです。

また、年齢を重ねていくうちに派遣社員に対する差別的な発言や態度が多くなってくるので、そういった部分でも自分のやる気を奪っていくのが分かりました。

男性なのになんで正社員でなく派遣社員で働いているの?

あの年齢で派遣社員なんだ。

などの声も実際にありました。

また、付き合っている相手がいて結婚を考えているのであれば、結婚はかなり厳しいでしょう。

実際、自分が正社員になった原動力は結婚によるところがかなり大きかったです。

後編へつづく

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